建築工事で現場監督をされている人は、1級・2級建築施工管理技士を目指しているのではないでしょうか。
そして、一発合格したい!
と、考えているはずです。
わたしは、独学で2010年に2級建築施工管理技士、2014年に1級施工管理技士を、一発合格しています。
少し過去の話なので、問題や傾向も今は違うのでは?
と思われる方もいらっしゃると思います。
直近で両試験を受験し、合格した後輩4名にも確認しましたが、2021年の1級・2級建築施工管理技士の両試験ともに、わたしが受験した時と内容について傾向が大きく変わったりはしていないようです。
この記事も、合格を目指している方々の参考になるはずです。
- 1級・2級建築施工管理技士を一発合格する勉強法
- 現場監督として本当に取得するべき資格について
建築施工管理技士の資格について
すでに勉強中の方は、目次より、次の項目まで飛ばしてください!
「施工管理技士」は、一般建設業や特定建設業の営業所ごとに置く専任の技術者です。
建設工事の現場に配置する、主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められ、施工技術の指導的技術者として社会的に高い評価を受けることになります。
近年、建設工事の施工技術の高度化、専門化、多様化が一段と進展し、そのため、建設工事の円滑な施工や品質確保を図る上で、施工管理技術の重要性がますます増大しています。
この様な状況に対応して、国土交通省では技術検定を実施しています。
スケジュールについて
2022年度の1級建築施工管理技士の日程です。
- 第一次検定 試験日:令和4年6月12日 (日)
- 第二次検定 試験日:令和4年10月16日 (日)
2級建築施工管理技士の日程です。
- 第一次検定のみ 試験日:令和4年6月12日 (日)
受験手数料について
第一次検定 | 第二次検定 | |
1級建築施工管理技士 | ¥10,500(税込) | ¥10,500(税込) |
2級建築施工管理技士 | ¥5,400(税込) | ¥5,400(税込) |
一次試験・二次試験を合わせると、1級建築施工管理技士が2万円超え、2級建築施工管理技士が1万円超えと、かなりの出費です。
受験手数料以外にも、教材や過去問集も必要となりますので、1発合格を目指して頑張りましょう!
受験資格について
受験資格については、最終学歴・実務経験年数・指定学科などにより定められています。
詳しくはこちら(一般財団法人建設業振興基金HP)をご参照ください。
合格基準について
- 第一次検定(全体) 得点が 60%以上
- 第一次検定(施工管理法(応用能力)) 得点が 60%以上
- 第二次検定 得点が 60%以上
- 第一次検定(全体) 得点が 60%以上
- 第二次検定 得点が 60%以上
60%という基準は、点数の取りやすい項目を落とさなければ、十分に超えることが可能です!
2021年度の合格率
- 一次検定 : 36.0%
- 二次検定 : 52.4%
- 一次検定 : 49.0%
- 二次検定 : 35.1%
国家試験なので、当然簡単ではありませんが、努力すれば十分に合格することができる割合ですよね!
なぜ資格を取得するのか?
「なんとなく取得しておいた方がよさそう」
わたしも試験を受ける前は、そう考えていました。
理由を明確にすることで、挫折せずに最後まで取り組むことができるので、まず自分なりの理由を考えましょう!
- 社会的地位が上がる
- 勤めている会社によっては、資格手当がつく
- 転職に有利
理由を明確にすれば、モチベーションも維持できるはずです。
他にも理由はあると思いますし、どれも、取得する理由と正しいです。
わたしが考える根本的な資格を取得する理由は、『所長を目指す』ため。
現場の所長を務めるには、1級建築施工管理技士が必須です。
もちろん、現場監督を頑張った末に、違う道を歩む方もいるとは思います。
しかしながら現場監督を頑張り始めた、もしくは頑張り始めようとしているあなたは、最終的には所長を目指すことになります。
そのためには、1級建築施工管理技士は、遅かれ早かれ取得しなければならない国家試験なのです。
ちなみにわたしは、1級・2級建築施工管理技士の資格が、役職アップに必須でした。
そのため、強制的に資格を取得しましたが、結果的に早めに取得して良かったと今では思っています!
1級と2級を両方取得する理由はある?
個人的な意見となりますが、1級の受験資格がある方は、2級を受ける必要はないと考えます。
なぜなら、14年間実務をする上で、正直、2級建築施工管理技士を取得して良かったなと思ったことは1度も無いからです。
わたしは役職アップのために、2級建築施工管理技士を取得しましたが、出世条件でもない限りは、1級に専念した方が圧倒的に良いと断言します。
1級の受験資格が無い人は2級を取得し、実務経験を早く積むことをオススメします!
独学でも合格するための勉強法と学習時間
断言しますが、独学で誰でも合格することができます。
建築施工管理技士の試験ですと、わたしの同期・先輩・後輩含め、合格者でスクールに通っている人は一人もいません。
有名な資格スクールはサポート体制がしっかりしているものの、金額が高すぎるので、独学をオススメします。
学習時間の目安として、わたしの場合ですが、
- 計200時間程度
- 3ヶ月前から開始
- 計100時間程度
- 2ヶ月前から開始
毎日コツコツではなく、試験1ヶ月前くらいから休日など時間が集中してとれる時にがっつりやりました。
仕事で忙しい現場監督さんは、短期集中型で取得した方がよいです。
勉強方法は、テキスト、問題集、そして過去問をひたすら回答する。
ありきたりな答えとなってしまいますが、これを根気強く続けられるかが、合格への近道です。
どうやるかではなく、やるかどうか!
何事にも通じる考え方です。
勉強されている方はすでに使用しているかもしれませんが、テキストはこちら1つを完璧にこなせば十分です!
『独学だと不安・やる気が出ない人』向けのサポート
有名スクールだと、それこそ何十万というお金がかかります。
上記のテキスト、過去問で十分だと思いますが、それでも不安な人は、こちらのサポートを活用してみましょう。
個人的には、2次試験の記述問題については、現場経験が浅い場合、どんな内容を書いていいか分からない!
と、思う人もいるかもしれません。
2次試験の例文を作ってくれるサービスは、現場経験の少ない人にとっては嬉しいシステムです!
【1級建築施工管理技士・2級建築施工管理技士を一発合格する勉強法と保有する理由】まとめ
現場監督を続けたいと思っている方は、1級建築施工管理技士を取得しましょう。
難易度も簡単ではありませんが、過去問や問題集を徹底的にこなせば6割以上回答できるはずです。
今後の自分のスキルになるため、とっておいて損することは絶対にありません。
そして、テキスト、問題集を完全制覇しましょう!
その結果、一発合格をして、1000万を稼ぐ現場監督を目指してください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。