仕事のデキる監督を目指す

【完全保存版】現場監督が実際に使用した便利グッズ28選

日々、現場監督として膨大な仕事量をこなし、多忙な毎日を過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

「仕事を少しでも効率化したい!」

「少しでも早く帰りたい!」

わたしもずっとそのように思って過ごしてきましたし、今現在も思っています。

しかし、若手の監督さんは雑用などの仕事が多かったり、職人さんに頼んでもやってくれないことが多々ありますよね?

その時に、便利グッズが必要不可欠となります。

わたしが14年間現場監督として使ってみて、実際に便利だなと感じたものについて紹介していきます。

数が多くなってしまったので、気になるものだけ目次からチェックしてみて下さい!

便利グッズ

スケール

言わずもがな、必須アイテムです。

わたし自身、使わない日は、ほぼありません。

テープの素材はスチールやアルミなどがあり、長さも豊富です。

また、先端にマグネットがついている物や落下防止対策がされている物など色々な種類があります。

毎日使用するものなので、高価でも、使いやすく丈夫なものがオススメです。

私が長年使用しているのはTAJIMAの幅2.5cm 、長さ7.5mのスケールです。

マンションの内装工事が本格的に始まるタイミングで、長さ5.5mのものに変えます。

ミニ電卓

寸法指示や、コンクリート数量、鉄筋の定着長さなど、ちょっとした計算をするときに役立つアイテムです。

よく暗算する人を見かけますが、暗算だと間違えてしまう可能性が高いので、簡単な計算でもなるべく電卓を使用しましょう。

現場で持ち歩くのは、高機能なものよりも、できるだけコンパクトな電卓がおすすめです。

小さなポケットにも入りますし、デザインもすっきりしてます。

墨つぼ

現場監督がおこなう業務でもある墨出し作業に使用する道具です。

躯体工事~仕上げ工事まで使用するため、必須アイテムと言えます。

墨出し業者さんに任せることが多いのですが、ちょっとした墨出しや変更がある場合には、監督自ら墨出しする。

なんてことが結構あります。

ラチェット

「ガチャ」と言うほうがしっくりくる方もいるのではないでしょうか。

仮設足場などに使用するクランプやは、17と21のラチェットを使用して締めたり緩めることが可能です。

監督は以下の理由のために使用しますので、高価なものは必要ありません。

  • クランプ類が閉まっているか確認(点検)
  • 番線をしばる

外部足場など高所で使用する工具には落下防止ワイヤーをつけましょう。

落下して他人へケガを負わせることの無いようご注意ください。

落下防止ワイヤー

外部足場や鉄骨場などの高所で点検などの業務をすることがあります。

その時に持っている工具を落下させないように、ストラップやワイヤーで落下防止をしておくためのアイテムです。

基本的には上下作業は禁止するのですが、もし下階で作業員さんがいた場合、災害につながる恐れもあります

監督さんが作業員さんをケガさせる訳にはいきませんので、ぜひ着用しましょう。

三角スケール

縮尺の違う図面でも寸法が測れる、6種類の縮尺に対応した定規です。

パンフレットのチェックや、A3で出力した図面でCAD寸法が書いていない図面などで使用します。

事業主さんがマイ三スケ(マイ三角スケール)を持っていることも多いですね!

ハンマー

外装担当のときに、釘を抜いたり、コンクリートのピンホールをたたいたりして使用していました。

重いので常時持ち歩くというよりは、現場チェックをする際にもっていくというスタイルでした。

金物屋さんで一番安いもので十分です。

差し金

外装担当の時は、常時持ち歩いていました。

監督が使用する場面としては

  • 柱などの鉄筋のかぶり厚測定時
  • ちょっとした墨出し(直角など)

こういった時に便利です。

部材が厚めのしっかりした差し金が使いやすくオススメです。

レーザー測定器

室内工事でおおよその距離を知りたいときに活躍してくれます。

わたしの場合は、マンション工事に携わることが多いので、天井高や梁下の測定をし、パンフレットと相違ないか確認する作業で使用します。

他には改修工事や、現地調査など既存建物の工事をするときにも使います。

精密機械で高価なものになりますので、水に濡らしたり、落としたりしないように注意しましょう。

打診棒

タイルの打診検査時に使用します。

外装担当だったときは、先端がボロボロにすり減るまで外部足場でチェックしていたこともあります。

クラックスケール

コンクリートなどに入ったひび割れ(クラック)を測定するために使用する道具です。

クラックは屋外・屋内で判断基準は異なりますが、クラックの幅によって処置の方法が異なります。

適切に確認して対応するために準備しておきましょう。

番線カッター

資材や機材を固定するために使用する「番線」を切るための工具です。

水中ポンプとサニーホースを番線で止める程度であれば、ラチェットでなく番線カッターでも可能です。

刃の部分が少し曲がっている、ニッパータイプも使いやすくオススメです。

ハッカー

鉄筋担当は必要不可欠です。

  • 自主検査
  • 設計監理検査
  • 施主検査

このように、検査の回数が多く、簡単に直せる指摘もされますので、出来る限りその場で直してしまいましょう。

ハッカーさえあれば、監督でも直せる指摘も結構ありますよ!

こちらは、鉄筋屋さんが使うような、使いやすくカッコイイものですが、監督さんが使うものは安いもので大丈夫です!

カラビナ

鍵やちょっとした工事を引っ掛けて、墜落制止用器具に付けられるグッズです。

現場監督はたくさんの鍵の種類を持つことになりますので、カラビナがあると便利です。

ウレタン厚み測定器

現場発泡ウレタン工事には必要不可欠です。

設計上、定められた断熱の厚み以上の寸法を確保しましょう。

下地チェッカー

石膏ボードの下にベニヤ下地があるか、鉄板下地があるかを確認する下地チェッカーです。

先端にマグネット付きのものであれば、どちらも確認することができます。

自宅でDYIに取り組む際に、あると非常に便利ですよ!

ライト

現場では、暗がりが多く、天候によっては仮設照明があっても十分な照度が確保できない場所が多々あります。

手持ちライトを準備しておくと、現場巡回する際や、検査のときなどに使えます。

ヘッドライト

ピット内や、屋内でも暗い場所が現場にはたくさんあります。

巡回するときは、上記の手持ちライトで問題無いのですが、自主検査等、書類を持って現場をチェックする場合は、断然ヘッドライトが便利です。

雨の日でも使用できるよう防滴型がオススメです。

充電式が便利だったのですが、一度盗まれたことがあるので、現在は高価なものはやめて明るさ優先で使っています。

タブレット端末(iPad)

会社によっては、書類中心かもしれませんが、徐々にiPadに切り替わっていくと思います。

iPadで図面を見たり、その図面をもとに自主検査も出来てしまいます。

そして、書面での管理でなくデータ管理が出来るので、紛失の恐れも無くなります。

現場に持ち歩くため、肩からかけられるiPadケースも一緒に用意しましょう。

ホワイトボード

現場では写真を撮る機会が非常に多く、1人でも工事写真を撮影するという点で、必須のアイテムです。

また、小さくて持ち運べるタイプのものが便利です。

インパクトドライバー

現場内でちょっとした棚を作りたかったり、事務所の神棚を設置する場所を作ったりと、頻繁に活躍してくれるのが、インパクトドライバーです

事務所に1台は必須なのではないでしょうか?

プライベートでも、家具の組立等で使えますし、わたしは一式セットで持っています。

個人的には、「マキタ」推しで、いつも使わせて頂いてます。

ペンホルダー

墨出しや現場で絵を書いて説明するときに使用します。

替え芯を入れ替えれるタイプのものを使用しています。

ちなみに、わたしもの使っているものはコチラです。

ノック式のペンホルダーも使いやすくてオススメです!

レーザーポインター

毎日の職長打ち合わせで使用します。

特に、大きい現場だと職人さんの集まる数も多く、会議室も広くなります。

最近はプロジェクターを用いて打ち合わせを進める現場も多いですよね。

その際、レーザーポインターを使いながら説明してあげると、職長さんたちも理解しやすいですよ!

レーザー墨出し器

レーザー墨出し器は万能です。

躯体工時、外装工事、内装工事と、竣工するまでに使い続ける場面があります。

現場監督が使用するものは、そこまで高機能なものは必要ありません。

職人さんのものを借りるのも一つの手ですね!

しかしながら、職人さんは高価なものを使用していることが多いので、取り扱いには十分に注意しましょう!

バインダー

毎日の現場巡回時に工程表と図面とメモ用紙(ダメ紙)を入れて持ち歩いています。

現場で片付けをして、そのまま忘れてしまう場合がよくあるので、名前を書いた方がいいですよ!

チョーク・チョークホルダー

現場ではチョークを使う場面が多々あります。

チョークを常に胸ポケットに忍ばせておくために、チョークホルダーが必須となります。

現場のチェックの内容や、どこでも職人さんに絵を書いて説明してあげられるので、わたしは常に持ち歩いています。

あとから簡単に消せるのも大きなメリットですよね!

レインチョーク

雨で消えてしまうとこまるところについては、チョークではなく、レインチョークでマーキングしましょう。

水たまりのチェックはレインチョークが必須です。

カッター

これは建設業界だけではなく、色々な業種で使用するのではないでしょうか?

現場でも非常によく使います。

段ボールの梱包解いたり、テープをカットしたり、ブルーシートを切ったりと、万能です。

現場で使うことがメインの場合は、太いものがオススメです。

わたしも若手の頃は、「斬鉄剣」と呼んで愛用させて頂きました!

現場監督が実際に使用した便利グッズ28選まとめ

いかがでしたでしょうか。

「これは使えそうだな!」

と思えるものが少しでもあれば嬉しいです

しかしながら基本的に監督の仕事は、計画・指示・確認。

自分がやった方が早い!

という考えは、誰しもが通る道だと思います。

そして、実際に手を動かしてみることで、職人さんがどんな作業をしているのか体で覚えることもできると思います。

それでも、監督としての本質は見失わないでほしいです!

少しでもあなたの業務を効率化し、業務時間の短縮につながると嬉しいです!

そして、自分の理想の監督を目指して、頑張りましょう!

わたしも、応援しています!

他にこんなもの使ってるけど、便利だよ!

みたいなものがあれば、コメント頂けると嬉しいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
はるかけ
37歳、現場監督をして14年。 新築マンション10物件、無事に引渡しすることができました。 一級建築施工管理技士、監理技術者の資格を保有。 日々、自分自身の理想の監督像を模索し、現場監督に必要な知識や考え方を精一杯発信します。 頑張る現場監督を全力で応援したい。