これから現場監督を目指そうとしている人や、新人現場監督さんは、
- どんな監督さんになればいいのか分からない
- 職人さんに怒られたくない
- 早く現場に馴染みたい
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
わたしは、現役で現場監督を14年しています。
新築マンション工事に携わり、合計10物件の引渡しを終えました。
様々な職種、色々な性格の職人さんと話をして、日々、理想の監督像を目指しています。
- 職長さんが信頼する監督さんってどんな人?
今までわたしが同じ現場で一緒に仕事をした職長さんに、実際に聞いてみました。
その数、13名!
(鳶さん、大工さん、鉄筋屋さん、土工さん、左官屋さん、造作大工さん、家具屋さん、クロス屋さん、外構屋さん、塗装屋さん、防水屋さん、タイル屋さん、クリーニング屋さん、ご協力ありがとうございました!)
少しでも、目指すべき監督像をイメージして頂ければ嬉しいです!
職長さんは、作業員さんをまとめるリーダー役!
人員配置や作業方法を決める立場の人のことです!
職長さんに好かれる監督さんの特徴
レスポンス(反応)が早い
質問の回答が早い!
頼まれたことをすぐやる!
そんな監督さんは職人さんから信用されます。
現場監督の仕事は多岐にわたり、いつも忙しいです。
その状態では、職人さんからの頼まれごとも後回しにしがち。
その気持ちは十分にわかります。
しかし、それでは信頼を得ることができません。
どうしても忙しいときは、あと1時間まって!
と、伝えてあげるだけでも相手の印象は変わってきますよ!
嘘をつかない
信頼を築くことが必要です。
その場しのぎの嘘は絶対にダメ。
嘘ではなくても
- 分かったふりをする
- 確認しますと言って、回答がない
- 適当なことを言う
そんな発言をしてしまうと、職人さんからの信用を失っていきます。
監督さんが自分の保身のためにつく嘘は一番してはいけません。
誠意をもって、接しましょう!
一緒に作業を手伝ってくれる
一緒に作業をすると距離が縮まります!
スポーツを一緒にやると、仲良くなる。そんなイメージですかね?
とは言いつつも、わたしも若い年次の時は、よく一緒に作業しました(笑)
一緒に作業すると、どんな仕事をしているか勉強になりますよ!
図面が頭に入っている
納まりを聞かれたとき、何も調べなくても、図面が無くても、パッと解答できる監督さん。
カッコイイですよ!
職人さんも「この監督は知ってるな」
と、思わせることで、見下されなくなります。
わたしは見た目が若く見られることが多く、若手監督だと思われることが多かったです。
質問に対しての的確な答えが、職人さんの見る目を変えていくのを実感します!
仕事を真剣にしている以上は、頼られる存在でありたいです!
毎日の作業量を把握している
工程を組むときに、極力バランスよく仕事を分散してあげることが大切です。
1週間の中で、月曜日は8人必要、火曜日は2日、水曜日が8人…
そんな工程を組んではいけません。
上記の場合は、月曜日から水曜日まで、6人ずつ。
このように、職人さんたちの作業量を極力把握して、仕事量を分散させてあげましょう!
段取りのいい監督さん
あれこれ気が付く監督さん。
- 作業に必要な支給材は足りてる?
- 明日の作業場の前段取りは大丈夫かな?
- 天候があやしいから雨養生をしておこう
担当者として、職人さんが最大限、仕事の進む環境をつくってくれる人は頼られます。
理想は、職人さんから頼まれる前に、すべてを準備できる監督さんになりたいと、わたし自身ずっと思っています!
おまけ
最後にわたしから。(大変おこがましいとは思っておりますが)
わたしにとっての優秀な職人さんは、このような方です。
- 自分の仕事に誇りを持っている
- 他業者さんの作業を気にかける(仕事を知っている)
- 現場監督さんの仕事も知っている
- 監督さんであろうが、間違っていることは指摘する
- おかしいと思ったことは、監督さんに報告する
このような職人さんと仕事をすると、現場がスムーズに進みます。
次の現場も是非一緒にしましょうと、いつもお願いさせて頂いております。
【職人さんに好かれる監督さんってどんな人】まとめ
いかがでしたでしょうか?
職長さんたちの生の声を聞いてみて、目指すべき監督像が少しでもイメージできたのではないでしょうか?
出来るところから、1つずつ実践してみましょう!
信頼は日々コツコツと積み重ねることが大事です!
いつも、現場の中でみんなの期待に応えようとする監督さんは、失敗しても職人さんがフォローしてくれますよ!
そして、完璧な監督さんなんて、世の中には存在しません!!(本当にいたら申し訳ありません)
失敗をしてしまったときは、素直に謝りましょう!
失敗や経験の積み重ねが、さらに自分の理想の監督像に一歩近づけてくれます!
少しでも、現場監督が楽しい!
と思ってくれる人が増えてくれると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!